発達障害とカサンドラ症候群

傷つきやすい

発達障害の人は傷つきやすいという特性があります。
 
誰でも人の言葉に傷つくことはあるのですが、発達障害の人は言われた言葉の裏にあるものが分からなかったり、言葉をそのまま受け取ってしまうという特性がありますので、
 
例え冗談で言われたことでも傷ついてしまうんですね。
 
傷ついた上で自分を守るために、これ以上傷つかないために、怒りだす人もいます。
 
そして、もう一つ。
 
発達障害の人、特にアスペルガーの人は、傷ついた記憶を忘れません。
 
私たちも人の言動に傷くことはあります。
 
時にはトラウマになってしまうような傷を受けることもありますが、記憶が段々と薄れて、傷は少しずつ治っていきます。
 
けれど、発達障害の人は傷ついたことを忘れないだけでなく、
 
時間と共に傷ついた記憶が大きくなっていくんですね。
 
最初の傷は2~3ダメージだったとしても、時間と共にダメージが7~8、いつの間にか10ダメージに到達することもあります。
 
普通の人から見れば、許してくれても良いでしょ。と思うようなことでも、何かある度に、いつまでも過去のことを持ち出してくるのは、
 
許す許さないの話ではなく、しつこいのでもなく、ただただ傷ついているんです。
 
この人は発達障害かも?と思う人とトラブルがあって、こちらから仲直りしようと思っているのに、相手が何度も過去のことを言ってくる場合は、
 
こちらの気持ちを分かって欲しい、許して欲しいという気持ちを一旦横に置いて、相手の特性を知ることも必要です。
 
相手の特性を理解することで、あなたの労力とダメージが少なくなります。