発達障害とカサンドラ症候群

発達障害でも空気は読める

発達障害の人、アスペルガーの人は、
 
「空気が読めない」「人の気持ちを察することが出来ない」と言われています。
 
確かにそういう人もいるのですが、私は空気を読んで人の気持ちも分かっている発達障害の人もたくさんいると感じています。
 
ただ、空気は読んでいるし、人の表情の変化や気持ちも分かっているのに、
 
人のために何かをしようとしたときの対処の仕方や表現の仕方が独特(独りよがり)だったり、
 
相手のことを思って話をするのだけど相手の話とはズレた返事をしていたり、
 
空気を読みながら話をするのだけどいつのまにか自分のことを優先してしまって自分語りをしていたり、
 
という印象を受けます。
 
だから、空気は読んでいるし人の表情の変化も分かっているのに、「何で分かってくれないの?」「そんな話は今はしていないでしょ?」「ちゃんと話聞いている?」と思われることがあるのですね。
 
とらえ方や感覚が少しズレているんです。

まわりの人は話すことを諦めたり、気づかない振りをして大人な対応をすることもありますし、「いやいや、そういうことじゃなくて…」と説明することに疲れてしまうこともあります。
 
空気は読んでいても人の気持ちが分かっていても、自分優先で対処の仕方が独特な人もいる。
 
ということを知っていると、発達障害の人もまわりにいる人も、もう少し楽に生きることが出来るのかも知れませんね。