発達障害とカサンドラ症候群

発達障害の特徴

発達障害には三つの特徴があります。
 
1.社会性の問題

2.コミュニケーションの問題

3.想像力の問題

 
1.社会性の問題は、その場の空気を読むことが苦手、相手の気持ちを読み取るのが苦手、上手に人と関われないといった特徴があります。
 
2.コミュニケーションの問題は、自分の気持ちを言葉にすることが苦手、相手の言葉の意味がきちんと理解出来ない、相手の表情などが読めないといった特徴があります。

3.想像力の問題は、思い込みが強い、こだわりが強い、物事の背景を読むことが苦手、変化が苦手といった特徴があります。
 
その他にも、落ち着きのなさ(多動、衝動性、不注意)の問題、身体の使い方(不器用)の問題、感覚(鈍感、過敏)の問題などもあります。
 
お客様で自分自身が発達障害という診断を受けています。と言われる方でも、
 
自分の行動や思考が発達障害特有のものだと気づいていない方もいらっしゃいます。
 
悩み方や思考が一方的だったり、思い込みが強くて、本当はそうではないことを「そうだ」と思い込んでいたり。
 
そういう場合は、それは発達障害の特徴からそう思ったり感じたりするのであって、実際にはそうではない。という話をさせていただくのですが、ピンとこないことも多いようです。
 
発達障害の人は生きづらさを感じて大変だろうな。と感じる反面、まわりにいる人たちも大変だろうな。と感じることもあります。
 
私自身も知人、友人との間で、それ違うよ。と伝えても伝わらなかったり、こちらが話していることとはズレた返事が返ってきたり、
 
思い込みから作り話をされたり、急にキレられたり。なんてこともありましたので、対処に困ることもあるのですが、
 
発達障害の人、発達障害の傾向にある人は、発達障害の特徴を知った上で、こういうときにはこうするんだな。こういうときにはこうしたらダメなんだな。ということを一つ一つ考えて変えていくことも大切です。
 
また、急にキレたり、衝動的に行動してしまう人は、ブレーキを踏むこと自体をしんどく感じるかも知れませんが、ブレーキを踏んで一息つくこと、
 
思い込みが激しい、それは違うよ。と指摘されることが多い人は、絶対にそうだ!ではなく、思い込みだったかも…と一旦立ち止まってみることも大切です。
 
そして、まわりにいる人は、相手を変えようとするのではなく、発達障害の特徴を知った上で、付き合っていくかどうか、付き合っていくとしたらどの距離感で付き合うのかを考えることが大切だと私は感じています。